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日本郵政・西川社長の続投を容認した麻生総理 

 麻生総理は、今年の2月に日本郵政・西川社長の後継者候補のリストを鳩山総務大臣に示し、6月の株主総会で社長・取締役を一新する腹積もりで、その方向で動くよう指示を出していた。そして、5月に入り、鳩山総務大臣は人事権を握っている指名委員への根回しを始めたが、それを察知した竹中、小泉両氏に潰されてしまった。その後、同月18日、指名委員は、西川社長の続投を全会一致で決定した。

 郵政民営化とは、一体何だったのか? 郵政の資産300兆円以上を外資のハゲタカが狙い易いようにする為に4分社化し、ゆうちょ銀行とかんぽ生命の株式を2017年9月末までにすべて売却する事にあった。又、郵政利権が総務省、その官僚OBの天下り団体、自民党族議員が関係する民間企業などから、小泉構造改革を後押しする、経団連に属する大手民間企業、それに関係する民間企業、外資系企業などへ移動しただけであった。その利権を確実にする為に送り込まれた実働部隊が、三井住友系企業の出身者で構成される、日本郵政内では通称「チーム西川」と呼ばれる面々である。

 それは、「かんぽの宿」の譲渡問題として顕著に現れ、鳩山総務大臣は、約250億円の資産価値(856億円の固定資産税評価額)がある70の施設と9つの社宅を109億円でオリックス不動産に一括売却する契約内容を「出来レース」と非難し、西川社長の続投を認めないとして頑張っていた。しかし、最終的に麻生総理は、西川社長の続投を選び、鳩山総務大臣はハシゴを外される形で、辞任に追い込まれた。

 これにより、2兆円の定額給付金などの景気対策で持ち直していた内閣支持率は急落し、自民党が総選挙で惨敗する事が確定的となった。更に、「麻生総理では戦えない」として、7月12日の都議選後には、自民党内で麻生降しが本格的に動き出す可能性が高まった。

 それは、東京都議選の結果次第では、麻生総理の進退問題に繋がるという自民党幹部のトラップに、総理を続ける事に熱心で警戒感が薄れていた麻生総理が、まんまと引っ掛かったからである。独立総合研究所の青山氏の話などを総合すれば、都議選の自民党候補者の応援をけしかけ、トラップを仕掛けた中心人物は、古賀選対委員長だと思われる。

 河村官房長官と細田幹事長は、都議選と総理の進退問題は別問題として、火消しに躍起になっている様だが、都議選でも民主党が躍進する筈で、流れは「新しい顔で総選挙」である。

 有権者がそれをどう判断するかだが、新しい顔でも民主党の勝利は動かない。「自民党が獲得できる議席は170程度」という見方もあり、自民党が何議席減らすかに焦点は移っている。

 Links
 Net-IB 九州企業特報
日本郵政の闇 「チーム西川」に実態解明のメスを(1)
日本郵政の闇 「チーム西川」に実態解明のメスを(2)

構造改革派が日本郵政の西川社長留任にこだわる理由 - SAFETY JAPAN
西川続投でめぐる思惑…郵政資産300兆円の攻防 - ZAKZAK

私たちは、ハゲタカ外資(ニューヨークの金融財界による日本国民の最後の国民資金の乗っ取りを許してはならない。副島隆彦 - TORA

首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込め - YOMIURI ONLINE
西川氏交代に一時傾く=ぶれた首相-日本郵政人事 - 時事ドットコム

「西川さんは国民に謝罪すべき」鳩山会見、一問一答 - ZAKZAK
鳩山前総務相が激白「首相が手紙で郵政社長後任リスト」 - MSN産経ニュース
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麻生内閣支持率9.7% 総辞職か解散へと向かう?

 2月13日 ~15日に掛けて行われた日本テレビの世論調査では、麻生内閣の支持率が9.7%と一桁台に突入し、永田町には衝撃が広がっているという。

 その背景には、麻生総理の郵政見直し発言と、それ対する小泉元総理の麻生批判発言があり、冷静に見ればどっちもどっちなのだが、マスメディアの報道は小泉発言一色に染まり、郵政民営化法に3年ごとの見直しが明記されているにも拘らず、麻生総理が一方的に悪いという雰囲気を醸し出している事も影響しているだろう。因みに、フジテレビの世論調査では16.4%である。

 自民党内からは、「予算案が成立したら退陣してもらうしかない」との声が相次いでおり、こうなると、麻生総理の退陣とポスト麻生は誰になるのか、その上で解散・総選挙はいつになるのかに注目が集まる。しかし、解散権は麻生総理の手中にあり、「支持率5%でもやる」という事らしいので、21年度予算・関連法案が成立する春頃(野党・民主党が審議引き延ばしを行った場合)の退陣(内閣総辞職)はない筈である。

 麻生総理は、景気悪化に歯止めを掛けるべく、政府・与党に追加経済対策(21年度補正予算案)の検討を正式に指示する見通しであり、菅義偉選対副委員長は、「首相は景気対策最優先と言っており、景気対策をすべて打った後で選挙を考えると思う」と述べている事からも、早くても7月のイタリア・G8サミット後が有力ではないか!?

 そもそも、麻生総理が郵政グループを国営に戻すかの様な発言をした訳でもなく、小泉・竹中構造改革路線(新自由主義)が派遣切りを生んだ元凶であるという様な批判がここへ来て噴出している事を踏まえれば、「郵政民営化に否定的な発言は一切許されない。だから、麻生総理は退陣しろ」という様な風潮は可笑しい事であり、狂喜乱舞した小泉劇場の二の舞に陥る事に気付かないアホな国民でもないだろう。

 麻生総理が退陣するとしたら、予算成立後云々ではなく、「かんぽの宿」の譲渡問題は誰に責任があるのかはっきりさせてからである。(そうなれば、退陣の必要はなくなるが・・・?) 因みに、政府・与党内で問題追求の先頭に立っている鳩山総務大臣は、麻生総理を支援する太郎会の会長である。小泉元総理が、「何でもかんでも3分の2を使うのは如何なものか」と、定額給付金(第2次補正予算関連法案)にまで言及した意味を考えるべきである。

郵政民営化法

第十九条  民営化委員会は、次に掲げる事務をつかさどる。
一  三年ごとに、承継会社の経営状況及び国際金融市場の動向その他内外の社会経済情勢の変化を勘案しつつ、郵政民営化の進捗状況について総合的な見直しを行い、その結果に基づき、本部長に意見を述べること。



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郵政で小泉元総理の逆鱗に触れた?

 小泉流「首相批判」 党内に激震 - MSN産経ニュース

 「最近の総理の発言に、怒るというよりも、笑っちゃうぐらい呆れている」

 小泉氏は12日夕、「郵政民営化を堅持し推進する集い」の世話人会の冒頭、詰めかけた報道各社のカメラや記者らが固唾を呑んで見守る中、麻生首相の痛烈な批判を始めた。

 「これから(衆院選を)戦おうという人達に、総理が前から鉄砲を撃っているんじゃないか。発言に気をつけてくれ、とよく言っておきました」

 小泉氏は会合で、首相との電話会談の中身も“暴露”した。更に、「小野次郎衆院議員や世耕弘成参院議員のブログで『総理それはないでしょう』などとあるのが耳に入っていないでしょう。官邸にファクスするからよく読んでおいてくれ」と、ファクスまで送った事も明らかにした。

 「9月までには国民に信を問わなければならない。政治で一番大事なのは信頼感だ。総理の発言に信頼がなきゃ選挙は戦えないと肝に銘じて欲しい。難局を切り抜けるよう皆さんと一緒によい知恵を出して行きたい」

 会合で小泉氏は首相の発言が、衆院選にマイナスとなっているとの認識を強調した。

 小泉氏は会合で、「何でもかんでも3分の2(衆院再議決)を使うのは如何なものか」と繰り返した。

 平成17年の郵政解散で小泉氏が得た自民党の“三百議席”がなければ衆院の再議決はできない。にも拘わらず、郵政民営化の「根幹である4分社化」(武部氏)を否定するかの様な言動をした麻生首相が、定額給付金で再議決を使う事に小泉氏が反発したとも言えそうだ。 2.12 22:12


 小泉元総理は、郵政民営化に対する並々ならぬ思いがあり、「(郵政民営化は)俺の信念だ。殺されてもいいという気構えでやっている」と述べるなど、郵政法案が参議院本会議で否決されたら衆議院を解散する事に反対する森元総理の助言を聞き入れず、解散・総選挙を強行した訳で、麻生総理の郵政民営化を否定する様な発言は、本人の逆鱗に触れた可能性が高い。

 その挙句に、「私は本当にこの法案(定額給付金)が3分の2を使ってでも成立させなければならんような法案とは思っていないんです」と言われては、立つ瀬がないだろう。自業自得である。今後は、行き当たりばったりの発言は慎むべきである。

 民主党の輿石東参院議員会長は、定額給付金(08年度第2次補正予算関連法案)での自民党議員の造反を狙い、小泉元総理がロシア訪問から帰国する20日以降に参議院での採決を先送りさせる考えを示したが、衆議院での再可決時に16人も造反する可能性は低いのではないか?

 恐らく、05年の郵政解散・総選挙で当選した小泉チルドレンがカギになり、ここへ来て志を同じくする構造改革(上げ潮)派の中川秀直氏が勢いづいているのが気になるが、離党覚悟で造反するとは思えない。

 何度も言うが、定額給付金を政局に利用するな! 小泉元総理の定額給付金(関連法案再議決)に対する否定的な発言で造反に期待する民主党の国会戦術こそ、さもしい!
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