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田母神論文問題 文民統制は機能している?

 波紋を呼んでいる田母神氏の論文だが、馬鹿の一つ覚えみたいに、「文民統制(シビリアンコントロール)が機能していない」、「言論クーデターだ」と叫んでいる政治家、左翼、報道機関(ジャーナリスト)が多過ぎる。

 現在の日本は、選挙で選ばれた政治家が自衛隊をコントロールする文民統制ではなく、実質的には、防衛省の背広組が制服組の自衛隊をコントロールしている文官統制

 文民統制の観点から問題になっている田母神氏の論文は、口頭ではあるが、民間企業が募集する懸賞論文に応募した旨を中江公人官房長(背広組)に報告している。田母神氏自身は、「私的論文であり、内容も一般的なもので目新しさもなく、特に問題なし」という認識であった。現に記者からは、「論文を拝読して、市販の雑誌から引用が多い。田母神さんご自身が発見された事は殆どないと思うが・・・」という質問が出ている

 「文民統制が機能していない」という事に関しては、「私はともかく、大臣の決定に従って辞めろと言われれば、辞めていますしね。正にシビリアンコントロールに屈服している訳ですね。私がこれに対して色々抵抗するとすれば、それは問題があるでしょう。政治の決定が下れば、それに反する事をやるというのは問題があると思います」田母神氏が述べている通りであり、浜田防衛大臣の解任命令(航空幕僚長から航空幕僚監部に格下げた上で定年退職)に従っている。

 文官統制(文民統制)下に於ける今回の田母神論文問題で責任を追うべきは、自己判断で勝手に論文を応募し、その後に口頭で報告という形をとった田母神氏である。ただ、その時点で文書による正式な手続きを求めなかった中江官房長にも責任はある。正式な手続きを踏んでいたならば、増田事務次官か浜田防衛大臣に挙がった段階で論文内容が問題となり、今回の騒ぎには至らなかった可能性が高い。

 「言論クーデターだ」という事に関しては、バカバカしくて話にならない! 戦前じゃあるまいし、軍靴の足音でも聞こえているならば、病気だから病院へ行った方が良いだろう。

 最後に、田母神氏は、村山談話の内容を検証する事なく踏襲して来た事なかれ主義政治の犠牲者なのだ。それを象徴するかの様に政府は、田母神氏解任が憲法の「言論・表現の自由」などに抵触する可能性を恐れたのか、「論文投稿は私人として行ったもので、政治目的でもない」という逃げを打っている。政治家の厚顔無恥には、呆れるばかりである。

 田母神・空幕長更迭:あの空幕長がまた 過去にも暴言「そんなの関係ねえ」 - 毎日jp
 
 防衛省は内規で、隊員が職務に関する意見をメディアなどで発表する際、文書で上司に届ける事を求めている。空幕長の場合、官房長に連絡する必要があった。だが関係者によると、田母神氏は論文を「職務には関係のない、個人的な研究内容の結果を投稿する」と説明し、正式な文書による連絡は不要と考え、背広組への連絡は口頭で済ませただけだったという。

 制服組の一部は、政府見解と異なる論文の内容を危ぶみ、田母神氏に対して論文投稿を見合わせるよう水面下で説得を続けたが、「個人的な持論」という主張に押し切られた。

 制服組幹部は、「自衛隊では(有事の際、超法規的行動があり得るとした)来栖発言など言葉遣いを誤って幹部が責任を問われる歴史が繰り返されて来た」と説明。田母神氏については、「ユーモアを交ぜながらも、どこまで制服組の発言が許容されるかのパイオニアになろうと瀬踏みしている印象があった。すごいなと思う半面、いつか失敗するのではと心配だった」と話した。 11/01 東京朝刊


 論文応募、事前に把握=防衛省官房長が認める - 時事ドットコム

 防衛省の中江公人官房長は4日午前に開かれた民主党の外務防衛部門会議で、日本の過去の戦争などに関する論文を書いた田母神俊雄氏が航空幕僚長を更迭された問題について説明した。中江氏は、「1、2カ月前に、雑談の中で『(懸賞)論文に応募した』と田母神さんから言われた」と述べ、田母神氏の論文応募を事前に把握していた事を明らかにした。その上で、内規で定められた文書による事前届け出を求めなかった事について、「責任は自分にある」と謝罪した。 

 同党によると、中江氏は「(論文の)詳細は聞いていなかった」と説明。田母神氏を懲戒処分としなかった理由については、「論文だけで懲戒手続きに入る事は難しいので事情聴取をしたかったが、田母神さんは『聴取には応じるが、徹底的に論議をする』との姿勢で、時間が掛かりそうだった」と説明した。

 田母神氏から中江官房長への報告について、浜田靖一防衛相は午前の会見で、「(口頭での報告は)そもそも報告と言えない。正式な手続きが行われなかったと言いたい」と釈明した。 11/04 13:25


 【前空幕長会見詳報】(1)「一言も反論できないなら北朝鮮と同じだ」(3日夜) - MSN産経ニュース

 【冒頭発言】

 このほど自衛隊を退職するに当たって一言所感を申し上げます。私は10月31日付で航空幕僚長を解任され、11月3日付で自衛官の身分を失う事になりました。自衛隊に勤務して37年7カ月、防衛大学校から数えれば通算41年7カ月になります。自衛隊関係者や国民の皆様方の支えがあって今日まで勤め上げる事ができました。感謝に堪えません、誠にありがとうございました。解任の理由は、私が民間の懸賞論文に応募したその内容が「政府見解と異なって不適切である」というものでした。しかし、私は国家国民の為という信念に従って書いたもので、自ら辞表の提出は致しておりません。その結果、解任という事態となりました事は自衛隊と共に歩んでまいりました私にとりまして断腸の思いであります。もとより、私にとって今回の事が政治に利用されるのは本意ではありません。又、航空自衛官、ひいては自衛隊全体の名誉が汚される事を何よりも心配致しております。

 私は常々、「志は高く熱く燃える」という事を指導してまいりました。志が高いという事は自分の事よりも国家や国民の事を優先するという事です。熱く燃えるという事は、任務遂行に当たりいかなる困難に突き当たろうとも決して諦めないという事です。論文に書きました様に、日本は古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国家です。決して「侵略国家」ではありません。しかし、戦後教育による「侵略国家」という呪縛が国民の自信を喪失させると共に、自衛隊の士気を低下させ、従って国家安全保障体制を損ねております。

 日本の自衛隊ほどシビリアンコントロール(文民統制)が徹底している「軍隊」は世界にありません。私の解任で、自衛官の発言が困難になったり、議論が収縮したりするのではなく、むしろこれを契機に歴史認識と国家・国防のあり方について率直で活発な議論が巻き起こる事を日本の為に心から願っております。 11/03 23:42

 
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村山談話死守―ぞっとする朝日の暴走

 空幕長更迭―ぞっとする自衛官の暴走

 こんな歪んだ考えの持ち主が、こともあろうに自衛隊組織のトップにいたとは。驚き、呆れ、そして心胆が寒くなるような事件である。

 田母神俊雄・航空幕僚長が日本の植民地支配や侵略行為を正当化し、旧軍を美化する趣旨の論文を書き、民間企業の懸賞に応募していた。

 論文はこんな内容だ。

 「我が国は、蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「我が国は極めて穏当な植民地統治をした」「日本はルーズベルト(米大統領)の仕掛けた罠に嵌り、真珠湾攻撃を決行した」「我が国が侵略国家だったというのは正に濡れ衣である」――。

 一部の右派言論人らが好んで使う、実証的データの乏しい歴史解釈や身勝手な主張がこれでもかと並ぶ。

 空幕長は、5万人の航空自衛隊のトップである。陸上、海上の幕僚長と共に制服の自衛官を統括し、防衛相を補佐する。軍事専門家としての能力はむろんの事、高い人格や識見、バランスのとれた判断力が求められる。

 その立場で懸賞論文に応募する事自体、職務に対する自覚の欠如を物語っているが、田母神氏の奇矯な言動は今回に限った事ではない。

 4月には、航空自衛隊のイラクでの輸送活動を違憲だとした名古屋高裁の判決について、「そんなの関係ねえ」と記者会見でちゃかして問題になった。自衛隊の部隊や教育組織での発言で、田母神氏の歴史認識などが偏っている事は以前から知られていた。

 防衛省内では、要注意人物だと広く認識されていたのだ。なのに歴代の防衛首脳は、田母神氏の言動を放置し、トップにまで上り詰めさせた。その人物が、政府の基本方針を堂々と無視して振る舞い、それを誰も止められない。


 村山談話死守―ぞっとする朝日の暴走

 こんな歪んだ考えの新聞社が、こともあろうに報道機関大手だとは。驚き、呆れ、そして心胆が寒くなる様な社説である。

 95年の終戦の日に社会党・村山富市総理は、日本の植民地支配や侵略行為を謝罪し、旧軍を貶める趣旨のいわゆる村山談話を発表し、現在も尚、政権の足枷となっている。

 談話はこんな内容だ。

 「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます」――。

 一部の左翼言論人らが好んで使う、実証的データの乏しい歴史解釈や身勝手な主張がこれでもかと並ぶ。

 朝日新聞は、公称800万部の発行部数を誇り、読売新聞に並ばんとしている。社会、政治、経済部と共に国民の知る権利に応え、テレビメディアを牽引している。報道機関としての能力はむろんの事、高い人格や識見、バランスのとれた判断力が求められる。

 その立場で自虐史観に偏った社説を掲載する事自体、報道の中立性に対する自覚の欠如を物語っているが、朝日新聞の奇矯な言動は今回に限った事ではない。

 6月には、鳩山邦夫法務大臣が死刑囚3人の死刑執行命令書にサインした事に触れ、18日付夕刊のコラム「素粒子」で、「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」と揶揄して問題になった。死刑制度、慰安婦、歴史教科書などに関する報道で、朝日新聞の姿勢が偏っている事は以前から知られていた。

 まともな国民の間では、要注意新聞だと広く認識されていたのだ。なのに歴代の社主は、偏った報道内容を放置し、販売部数を伸ばして来た。その朝日新聞が、報道の中立性を堂々と無視して振る舞い、それを誰も止められない。

 これはもう、「ジャーナリズムの危機」と言うべきだ!
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文藝春秋の「解散」論文は朝日の記者が書いた?

 衆院解散・総選挙―危機克服にこそ決断を - asahi.com

 ■首相の目論み違い

 「私は決断した……。国会の冒頭、堂々と私と我が自民党の政策を(民主党の)小沢代表にぶつけ、その賛否を正した上で国民に信を問おうと思う」「強い政治を取り戻す発射台として、まず国民の審判を仰ぐのが最初の使命だと思う」

 臨時国会冒頭の解散シナリオを思い描いていたのだろう。初の所信表明演説で民主党に次々と逆質問をぶつけたまではプラン通りだった。だが、そこから歯車が狂いだした。

 内閣支持率が期待したほど上がらない。米国発の金融危機が深刻な影響を広げ、株価はバブル崩壊後の最安値を更新し、円も急騰した。原油高対策などを盛り込んだ補正予算を成立させた後にと目論んだ次の解散シナリオも、吹き飛んでしまった。

 景気へのてこ入れをいくら強調しても、選挙情勢調査で「自民敗北」の傾向が変わらなかった事も響いた。

 目論み違いはそればかりではない。首相は寄稿でこうも書いていた。

「勝利した側の政党がその直近の民意を背景に政党間協議を主導するのだ」「国民の信が私の背にあれば、粘り強く野党を説得し、不毛な対決に終止符を打てると信じている」
 

 麻生総理は、「文藝春秋」11月号に寄稿した論文の中で、臨時国会冒頭での解散を匂わせているが、「実は、麻生総理と親しい朝日新聞の編集委員が書いた」という噂が流れており、その事を背景に朝日新聞が早期解散を煽っていたとしたら、報道機関として倫理的な問題がある。報道の中立性から言っても、編集委員は新聞社を辞める(ペンを置く)べきである。真偽の程は如何に・・・?

 民主党は、その論文を根拠に麻生総理の解散時期を明確にしない姿勢を批判し、早期解散を求めていたが、総理自身は「俺が書いたんじゃねぇのになぁ」とは言えないだろう。ただ、臨時国会冒頭での解散を念頭に置いて書いた(原稿をチェックした?)事だけは確かな様だ。

 解散時期云々を雑誌上で発表するという、前例にない事を許した総理秘書官の危機管理の問題である様な気がしないでもない。

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10/22(水)コラムの花道×勝谷誠彦 - TBS RADIO STREAM
10.15 参院予算委員会 論文を根拠に解散を求める民主党・石井氏 - You Tube
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