文藝春秋の「解散」論文は朝日の記者が書いた?
衆院解散・総選挙―危機克服にこそ決断を - asahi.com
■首相の目論み違い
「私は決断した……。国会の冒頭、堂々と私と我が自民党の政策を(民主党の)小沢代表にぶつけ、その賛否を正した上で国民に信を問おうと思う」「強い政治を取り戻す発射台として、まず国民の審判を仰ぐのが最初の使命だと思う」
臨時国会冒頭の解散シナリオを思い描いていたのだろう。初の所信表明演説で民主党に次々と逆質問をぶつけたまではプラン通りだった。だが、そこから歯車が狂いだした。
内閣支持率が期待したほど上がらない。米国発の金融危機が深刻な影響を広げ、株価はバブル崩壊後の最安値を更新し、円も急騰した。原油高対策などを盛り込んだ補正予算を成立させた後にと目論んだ次の解散シナリオも、吹き飛んでしまった。
景気へのてこ入れをいくら強調しても、選挙情勢調査で「自民敗北」の傾向が変わらなかった事も響いた。
目論み違いはそればかりではない。首相は寄稿でこうも書いていた。
「勝利した側の政党がその直近の民意を背景に政党間協議を主導するのだ」「国民の信が私の背にあれば、粘り強く野党を説得し、不毛な対決に終止符を打てると信じている」
麻生総理は、「文藝春秋」11月号に寄稿した論文の中で、臨時国会冒頭での解散を匂わせているが、「実は、麻生総理と親しい朝日新聞の編集委員が書いた」という噂が流れており、その事を背景に朝日新聞が早期解散を煽っていたとしたら、報道機関として倫理的な問題がある。報道の中立性から言っても、編集委員は新聞社を辞める(ペンを置く)べきである。真偽の程は如何に・・・?
民主党は、その論文を根拠に麻生総理の解散時期を明確にしない姿勢を批判し、早期解散を求めていたが、総理自身は「俺が書いたんじゃねぇのになぁ」とは言えないだろう。ただ、臨時国会冒頭での解散を念頭に置いて書いた(原稿をチェックした?)事だけは確かな様だ。
解散時期云々を雑誌上で発表するという、前例にない事を許した総理秘書官の危機管理の問題である様な気がしないでもない。
Links
・10/22(水)コラムの花道×勝谷誠彦 - TBS RADIO STREAM
・10.15 参院予算委員会 論文を根拠に解散を求める民主党・石井氏 - You Tube
■首相の目論み違い
「私は決断した……。国会の冒頭、堂々と私と我が自民党の政策を(民主党の)小沢代表にぶつけ、その賛否を正した上で国民に信を問おうと思う」「強い政治を取り戻す発射台として、まず国民の審判を仰ぐのが最初の使命だと思う」
臨時国会冒頭の解散シナリオを思い描いていたのだろう。初の所信表明演説で民主党に次々と逆質問をぶつけたまではプラン通りだった。だが、そこから歯車が狂いだした。
内閣支持率が期待したほど上がらない。米国発の金融危機が深刻な影響を広げ、株価はバブル崩壊後の最安値を更新し、円も急騰した。原油高対策などを盛り込んだ補正予算を成立させた後にと目論んだ次の解散シナリオも、吹き飛んでしまった。
景気へのてこ入れをいくら強調しても、選挙情勢調査で「自民敗北」の傾向が変わらなかった事も響いた。
目論み違いはそればかりではない。首相は寄稿でこうも書いていた。
「勝利した側の政党がその直近の民意を背景に政党間協議を主導するのだ」「国民の信が私の背にあれば、粘り強く野党を説得し、不毛な対決に終止符を打てると信じている」
麻生総理は、「文藝春秋」11月号に寄稿した論文の中で、臨時国会冒頭での解散を匂わせているが、「実は、麻生総理と親しい朝日新聞の編集委員が書いた」という噂が流れており、その事を背景に朝日新聞が早期解散を煽っていたとしたら、報道機関として倫理的な問題がある。報道の中立性から言っても、編集委員は新聞社を辞める(ペンを置く)べきである。真偽の程は如何に・・・?
民主党は、その論文を根拠に麻生総理の解散時期を明確にしない姿勢を批判し、早期解散を求めていたが、総理自身は「俺が書いたんじゃねぇのになぁ」とは言えないだろう。ただ、臨時国会冒頭での解散を念頭に置いて書いた(原稿をチェックした?)事だけは確かな様だ。
解散時期云々を雑誌上で発表するという、前例にない事を許した総理秘書官の危機管理の問題である様な気がしないでもない。
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